植物雑貨と多肉植物
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多肉植物について

多肉植物って何?

多肉植物とは、乾燥地帯出身の植物で、葉に水分を溜めこむことで見た目がぷっくり、まるっとしたかわいい植物です。見た目のかわいさと管理の楽さから今では100均や雑貨店でも買うことができます。

どんな種類があるのか見てみよう

多肉植物は2万種類を超える

原種だけで1万種類以上と、非常に数が多くあります。さらに品種改良された園芸種も含めると2万種類を超えるそうです。

多肉植物の代表的な種類と知られているのは、アロエやハオルチア、メセン、セダム、サボテン、カランコエ、クラッスラ、アガベ、エケベリアなどがあり、特にベンケイソウ科のエケベリア属・セダム属・カランコエ属は人気の多肉植物となります。

お店に並ぶ多肉植物は、どれもかわいくて選ぶのに迷ってしまいます。ここでは、先ほどの多肉植物を3種類紹介します。お気に入りの植物を見つけて、育ててみてください。

エケベリア属

多肉植物 skエケベリア エレガンス 多肉植物 エケベリア 7.5cmポット

エケベリアは比較的育てやすく、丈が伸びずに群がって生えるのが特徴です。チワワエンシス、花うらら、アガボイデスなどさまざまな種類があります。肉厚の葉が花のように重なり合い、とても愛らしくて人気の高い品種です。日光が程良く当たり風通しが良い庭などでの栽培がおすすめですが、屋内の明るい場所でも栽培可能です。

セダム属

多肉植物 seセダム アルブム ヒレブランティ 多肉植物 セダム 9cmポット

セダム属は、ふっくらとした葉が重り合っているのが特徴です。色や大きさなど種類が豊富で、中でも乙女心、ビアホップなどが鑑賞用として親しまれています。乾燥や寒さに耐性があり、日本の気候でも育てやすいです。寒さに強い種類であれば室外で育てることも可能。増えやすいためグランドカバーや寄せ植えにも良く使われています。

カランコエ属

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カランコエは属は葉が2枚1対で茎についているのが特徴です。 形態が多種多様な多肉植物で、兎耳、ブラクテアータ、フミリスなど葉の表面に毛が生えているものや粉が吹いているもの、紫色や褐色の斑点模様が入っているものなどがあります。 夏生育型の丈夫なため育てやすい多肉植物です。

バラのような『エケベリア』をもう少し掘り下げ!!

基本情報

エケベリアはベンケイソウ科エケベリア属の多肉植物で、メキシコなど中南米が原産です。 “砂漠のバラ”との異名もあるようにバラの花のような造形がが特徴で、秋には紅葉も楽しめます。品種が多く、室内でも気軽に育てられるので、人気のある多肉植物です。多肉植物ブームの火付け役としても有名で、愛好家だけではなく、初心者も一つは育てたい多肉植物です。

エケベリア属の特徴とは?

エケベリアの原産地であるメキシコなどでは180もの原種があり、数多くの園芸交配種が開発されています。秋に日光浴をさせると紅葉し、春から夏の時期は小さいながらも鮮やかな花を咲かせるのも魅力です。また、サイズの大小や葉色も緑の他に赤や黒、白、青など豊富にある多肉植物です。

エケベリア属の育て方のコツ

エケベリア属とは多くの多肉植物と同じく多湿に弱い植物です。しかし種類によって高温に弱い・低温に弱いなどの特徴があり、種類で変わるため、原産地の環境や育て方のコツをチェックが必要。

夏型種・冬型種・春秋型種の違い

多肉植物を育てるにあたって「夏型種・冬型種・春秋型種」の育て方の違いを知ることも大切です。ここでは、それぞれの特徴を見ていきます。

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夏型種

名前の通り夏の暑さに強く、冬は休眠します。春から秋にかけて成長します。冬型種は秋から春にかけて成長し、夏は休眠します。春秋型種は春と秋に成長し、真夏と真冬は休眠します。

夏型種は春から秋にかけて日当たりがよく風通しの良い所に置きます。夏の暑さには強いですが、蒸し暑さには強くないですので、風通しの悪い締め切った部屋に置くと蒸れて枯れることがあります。また雨に当たると蒸れて腐ったり、直射日光で葉が焼けたりしまうことがあります。

乾燥には強いのですが、成長期には土が乾いたら水をたっぷり与えてください。また、冬になると休眠するので水を与えなくても良いです。

冬型種

もともと高山地帯に自生していたため、夏型種に比べると暑さと直射日光に弱いですので、遮光をした明るい日陰で育ててください。直射日光は葉焼けを起こす原因となります。真夏は扇風機を当てて植物の体温と鉢を冷やしたり、除湿の効いた部屋に移すなどで、暑さから避難させて夏を乗り切ってください。冬は、冬型種といってもそれほど寒さに強いわけではないので、屋外ではなく室内で越冬します。冬は直射日光に当てても大丈夫です。

水やりは成長期にはたっぷり与え、休眠期には控えるようにします。

春・秋型種

春秋型種は夏型種と比べると直射日光に弱いので、夏は遮光してください。冬は日当たりの良い場所に置きます。日のよく当たる窓際などに置き、風通しを心がけ、エアコンの風や加湿器が直接当たらない場所においてください。

成長期の春と秋には土が乾いたら鉢底から水が流れるぐらい水をたっぷりと与え、休眠期の夏と冬には水やりを控えてください。

多肉植物の置き場所ー育てるポイントー

日当たり・置き場所

多肉植物は、型によって適した日当たりや置き場所があります。春秋型種の場合、生育期の春と秋は日当たりがよく風通しのよい場所で管理。夏は風通しのよい半日陰に置き、冬は日当たりのよい室内に設置しましょう。

夏型種は、1年を通してなるべく日当たりのよいところに置くと元気な株に育ちます。ただし、直射日光が強すぎると葉が日焼けしてしまうので、遮光ネットをかけて調節してみてください。冬場は外に出さず、日当たりのよい室内で管理するのがおすすめです。

冬型種は寒さに強いタイプですが、霜が降りるほどの寒さには耐えられません。冬の日中は日当たりのよいところへ置き、夜になったら室内に取り込みます。窓際などの寒いところは避けて、室温が5℃以下にならないように注意してください。

徒長とはなにか

多肉植物の徒長とは、葉は膨らんでいるのに茎がひょろひょろしていて、葉と葉の間に茎が見えてしまっているような状態です。徒長は主に日照不足によって起こります。陽の光を追い求めて先へ先へと伸びてしまうのです。徒長を放置しても多肉植物が枯れてしまうわけではありませんが、一度徒長した植物が縮むことはないので、見た目が悪くなります。また害虫に弱くなってしまうとも言われます。
徒長は日照不足以外にも、水分過多で起こる場合や、栄養過多や栄養不良によっても起こります。まずは徒長の予防とこれ以上の防止のために、原因別に対策を見ていきます。

徒長を見分けることは難しいですが、なにか様子が変で、細長く伸びすぎているようだと感じたときは、まずは日照不足を疑い、多肉植物をまめに動かしてみるようにしてみましょう。

水やりのタイミング

水やりのタイミングは、多肉植物の型によって大きく異なるので注意が必要です。春秋型種は生育期にあたる春と秋にたっぷりと水を与え、夏は一切水を与えません。休眠期の冬も水やりは控え、月に1~2回だけ霧吹きを使って葉に水を吹きかけてあげましょう。

夏型種は、5~9月の生育期に水やりをします。夏の暑い時期は、午前中に水をあげると蒸れたり葉焼けの原因になるので注意が必要です。涼しくなる夕方以降に水をあげるようにしましょう。10月ごろからは少しずつ水の量を減らし、冬は断水してください。

冬型種は、9月ごろから少しずつ水の量を増やして水やりをします。11月ごろからは、受け皿に水が染みでるまで水を与えてください。朝方や夕方などの冷える時間帯を避け、晴れた日の午前中に水やりするのがポイント。5月ごろからは水の量を減らしていき、夏場は水を与えないようにしましょう。

多肉植物の増やし方

多肉植物を増やすには、葉挿し、挿し木、株分けの3つの方法があります。

葉挿しのやり方

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葉挿しはとれた葉を土の上に置いておくだけで、株を増やすことができます。品種によって向いているものと向いていないものがありますが、基本的には1枚の葉を、新しい土を入れた鉢にのせておくだけです。
まず、多肉植物の葉を用意します。剪定のときにとった葉でもいいですし、元気な苗から葉をとっても良いです。水分不足でカラッカラになっているものは避けます。
鉢に通常と同じように鉢底石と用土を入れます。用土は市販の多肉植物用の土が良いですが、古い土の使い回しではなく、新しい土を用意しましょう。土は乾燥していなければなりません。その土の上に切り取った葉を並べ、鉢を風通しの良い日陰に置きます。
この状態で数日から1ヶ月ほど経つと根が出てきます。ここまで水やりはしないでください。根が湿ると腐ってしまいます。根が外に出ている場合は上から軽く土をかぶせます。ここまできたら、日なたに移動して霧吹きなどで軽く水をやり始めてください。後はじっくり成長させて植え替えます。

挿し木のやり方

徒長して伸びすぎてしまった多肉植物や、脇芽の伸びている多肉植物は、本来のフォルムが崩れてしまっていて残念な見た目になってしまっています。鉢が倒れるなどの被害にもつながります。そんなときは挿し木がおすすめです。まず、親株の根本の少し下をカットします。このとき茎に葉っぱが残っている場合は葉を取ります。その後3〜4日ほど切り口を乾燥させます。このとき、水は一切やりません。乾燥させるときに、剪定のところで紹介したペットボトルやガラス瓶などの茎を立てておく容器を使うと、真っすぐ伸びて植えやすくなります。ひっくり返した素焼きの鉢や、百均で売っているカゴを使っても良いでしょう。数日経つと切り口から根が生えてきますので、鉢に植え替えます。風通しの良い日陰に置き、水やりはすぐにはしないで、1週間から10日後から行います。

株分けのやり方

もともとある親株のまわりに新たな子株が発生しているような場合に、この子株を切り離して別の鉢に植えるのが株分けです。株分けは土が乾いている状態で行います。そのため、株分けを行う1〜2週間前から水やりを控えて土を乾燥させます。まず、作業の前にカットに使うハサミを消毒します。熱湯消毒するか、火で炙ります。株を土から抜きます。そのときは、軽く鉢を叩き土に隙間を作ってから、ピンセットを差し込んで持ち上げるようにして株を取り出すとよいです。その後新聞紙の上などに置いて土をしっかり落とします。値が長すぎる場合はカットして揃えます。株分けの出きるタイプの多肉植物は、親株と子株が地下茎でつながっていますので、これをハサミで切り離します。どちらにも株に根がついている状態にします。切り口を乾燥させてから新しい土に植えます。この除隊で水をやると切り口が腐ってしまうので、1週間から10日は水やりをせず、その後に水やりをしましょう。

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。多肉植物は、大きさも種類もとても多く、増やす楽しみや飾る楽しみなど様々です。他の記事では、植物雑貨として多肉植物を使う方法を紹介しています。よろしければ参考までに見ていってください。

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